1902年 徳島県三好郡三庄村に生まれる
1932年 東京文理科大学生物学科(動物学専攻)卒業
1936年 東京高等師範学校教授
1949年 東京教育大学教授
1951年 (財)科学教育研究会設立、理事長に就任
1955年 日本学術会議南極特別委員会委員
(財)日本自然保護協会理事
1957年 日本生物教育学会会長
1959年 京都大学 理学博士 「動物の冬眠に関する研究 」
1964年 東京教育大学名誉教授
1972年 勲三等旭日中綬章
1973年 都留文科大学学長
1974年 山梨県自然保護教育を進める会会長
山梨県自然保護教育推進委員会会長
1975年 逝去
著書
『学生の生物実験』
下泉重吉、種村ひろし『池と小川の動物』誠文堂新光社(1952)
下泉重吉、丸本喜一『教師のための自然観察』河出書房(1956)
下泉重吉『動物の解剖 2版』紀元社出版(1965年)
下泉重吉著『自然保護教育調査報告書』より
第一原理 自然を保護する心は 自然の美を感受することから始まる
そして 生涯自然の美を求める習慣をつくる
第二原理 自然の仕組み-調和-を探求する
第三原理 生命畏敬 生命尊重の心を基礎とする
第四原理 生物進化の事実を中心とした 生態系進化の概念を導入する
第五原理 教育の場は大自然の中に求め 教育の方法は
自然の事実の観察をもとにした帰納的学習でなければならない
第六原理 自然及び自然資源を 賢明に利用する方法を探求する
自然に学び、自然に従い、雑草のように力強く
下泉博士について詳しくお知りになりたい方は、下泉重吉の娘が書いた著作がございます。
自然に学び、自然に従い、雑草のように力強く
今から50年も前に自然の保護を訴え、環境教育の重要性を力説した下泉重吉。
ヤマネの研究の先駆としても知られるこの日本最初の生態学者の足跡を、彼が愛した末娘がたどる。
発行:公益財団法人 科学教育研究会
平成15年10月発行
著者:下泉美冬
頒価:1,000円(税込) 送料無料